代表理事ご挨拶 SALUTATION

医療の現場では、日々、我々一人ひとりの生命・健康に関わる様々な医療情報が扱われています。膨大な医療情報をデジタル化し適正に利活用することができれば、医療の質の向上、安全安心に大きく貢献すると期待されています。しかし残念ながら、「医療デジタル化のあるべき姿」と現状の間には大きなギャップがあります。
JUMPでは、これまで共通番号の導入、オンライン資格確認、個人情報保護条例2000個問題など、多くの政策提言を行って参りました。ここ数年で法制度が改正され、新しい社会インフラとして導入が始まっていますが、Covid-19感染症対応では、データの入力が追い付かない、必要な情報が伝わらない、情報はあるのに使えない等、医療情報の利活用には、まだまだ多くの問題が山積していることが明らかになっています。
法制度の継続的な見直しとICTを活用して医療現場の抜本的なイノベーション（医療のデジタルイノベーション）を実現するために、皆さまのご理解ご支援を賜り、多くの声を集めて、大きな力と成すべく取り組んで参ります。